COLUMNコラム
人づくりと自動化って関係あるの?
人材育成・人材開発といった、スキルを身につけ、そしてそれを身につけている人はさらにスキルアップしていきましょう、
という、日本政府が率先して社会の発展の為に力を入れている「人づくり」。
今回は、近頃よく耳にする、その「人づくり」について追究していきたいと思います!
人材
皆様は、“人材” という言葉をどのように捉えていますか?
辞書で引くと、“才能があり、役に立つ人。有能な人物。人才。” ( 出典:『デジタル大辞泉(小学館)』) と、明記されています。
また、近年では“材”の字の印象をより強調し、“人財”と表記されるシーンもよく見かけ、
2021年より出版されている、『三省堂国語辞典 第八版』には新語として加えられている程です!
文字の通り、人は企業にとって財産となり、最も重要な役割を担うのです。
エンゲージメント
“人づくり”の現場に置いて、世界的に重要視されている「エンゲージメント」という概念があります。
「従業員エンゲージメント」とは、従業員が組織に抱く、信頼からなる思い入れの強さ、
「ワーク・エンゲージメント」とは、仕事に対してのポジティブで充実した心理状態のこと。( 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
これら(エンゲージメント)が高い =「自分の働いている会社が好きだから、どんどん貢献していきたい!」
という、満足した気持ちで働いているという事です!ということは、やる気に伴い、生産性が高くなるのです。
日本社会のエンゲージメント指数
「日本人は真面目によく働くから、今の日本がある」、と、戦禍を生き抜いた祖父母がよく言っていました。
確かにその通りであり、日本はG7に加盟する程の先進国です。しかし実際、蓋を開けてみると、どうでしょう。
世界における日本の従業員エンゲージメント指数は、調査対象139カ国中、なんと128位であり(出典『 State of Global Workplace 2022 Report』)、
先進国の中ではダントツ最下位であるということが判明したのです。
漫画やドラマでのシーンに反映されがちな、職場での休憩時間に、同僚と愚痴をこぼすシーン。
そういったモチベーションの低い一面が実際に蔓延っているのが現実であり、“人づくり”の手が届いていない現場であると言えるのではないでしょうか。
“人づくり”とは、決して従業員へ一方的に求める事ではなく、
企業と従業員との間のギブアンドテイクのバランスが重要であると言えるでしょう。
偏ってしまっては、どちらかが不満を覚え、モチベーションが下がってしまい悪循環となってしまいます。
企業も、従業員も、人です。当然のことであるかもしれませんが、忘れがちになっているからこそ、
こういった結果になってしまっているのではないでしょうか。
真の自動化
本来、人は、単純な作業ではなく「知恵」を使うことができるはずです。
知恵を使うことで、だれもが働きやすい環境ができる結果、働くモチベーションが高くなるという好循環になります。
“三人寄れば文殊の知恵”という諺があるように、
実際に機械を扱う人や、面倒をみていく人、できるだけみんなで自動化をしてほしいのです。
そんな現場の意見を取り入れてはじめて自動化が成功します。
日本の生産性を上げていくのは、 ただ早く物をつくることではないのです。
働く人の「自働化」と機械の生産性を高める「自動化」の両輪がまわることで、真の自動化と言えます。
ものづくりと人づくり
ものづくり企業といえども、構成しているのは人と人。
現場ではたらいているのも人なのです。
人には意志があり、創造力があります。
そこで働いている“人”には本来すべき仕事があって、“人”にしかできない事があるのです。
弊社では、エンゲージメントを高めるための自動化相談を常時受け付けしております。
もちろん人の課題でも結構ですので、お気軽にご相談くださいませ。
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