COLUMNコラム
PLANSEEDのトライテスト
9月中旬となり、本来なら秋の気配をちらほら感じるはずが、、、まだまだ暑いですね!
体調を崩してしまわないようこれから先も続くであろうこの季節感に慣れてしまうべきか、世界が一丸となってSDGsという目標を掲げた以上、資源の利用を節制して、数年後には以前のような気候が戻る事を信じて忘れずに日々励むべきか,,,あまり現実的ではないでしょうか ?
考えすぎてどうすればよいのかわからなくなってしまったりする今日この頃です。
さて、前回までは弊社がSDGsについて意識して取り組んでいる事柄や、それに向けての思いをお話してきましたが、今回は、半自動化を意識しはじめたところであったり、現場の問題点を解決する為に一歩踏み出そうとして弊社へ相談に来てくださるお客様とPLANSEEDとの間の「トライテスト」についてお話していきたいと思います!
PLANSEEDのトライテスト
トライテストって、何?
PLANSEEDのホームページでも、お客様とのやりとりの中でも頻繁に使う言葉でありますが、文字の通り、現場で使いたいロボットを試しにテストしてみることを、弊社(ものづくり業界?)ではトライテストと呼んでいます。
弊社へ相談に来てくださるお客様方は、自社の製品を持ち込み、お話をされる方々が多くいらっしゃいます。
「こんな製品を作っているんだけど、本当に自動化できるかな?」
「これを作る為に、こんなことをしたいんだけど。。。」
「こういった製品の生産量をもっと効率よく増やす為には、どのように現場を改善していけばいいのかな。。。」
などなど、こういったお話から計画がはじまります。
また、現場で撮った動画を持ち込み、ご相談にこられるお客様もいらっしゃいます。
お客様は、今の会社の状況に不安を覚えていたり、でもどうすればよいのか全くわからないから、とりあえずPLANSEEDのことを知り、自社でしたい事がまだ曖昧でも半信半疑で相談してくださっている方もいらっしゃったりします。
ですので、もしも弊社ですぐにトライを実施できる場合は、まずはトライして、お客様と一緒に見てみるのです。
そうすると、お客様も、漠然と想像していた自社の現場における”半自動化”という計画が具体的に、どんな形になっていくのかイメージがわいてきます。
お客様とPLANSEED、お互いにその計画のイメージがついてくると、
「あーこんな課題もあるね。」
「こんなことも可能かな」
などと、まさに、PLANSEED(計画の種)が沸き上がってくるのです。
このように、ただ試しにロボットに動いてもらうのみでなく、隣で親身にコミュニケーションをとりながら、同じ目線に立って一緒に計画を立てていくこともセットになっているのが、PLANSEEDが行っている“トライテスト”です。
計画の種
決して弊社やお客様、どちらかが一方的に意見を固めるのではなく、一丸となり皆んなで、あーでもない、こーでもない、なんて知恵を出し合います。
多い時には、その現場から20人でご来社いただく事もあるくらいです。
一つ一つの段階を、お互いに石橋を叩きながら渡っていくのです。
なぜそこまで慎重に?
ある程度実績があるのだから、最初はそれなりのテンプレート的な進め方をした方が効率がよいのでは?
などと、もしかしたらそう思われるお客様や第三者の方がいるのかもしれません。
実際に、「トライするのは、大変じゃないの?」と言われることが多々あります。
それは事実、実際大変です。
決して簡単にできることではなく、時間も労力もかかります。
ですが、逆に「後でイメージと違ってた、、、」なんて残念な結果になるよりよっぽど良いです。
そうやって毎回0から、お客様のご要望や置かれている状況に合わせてお話を重ね、トライテストをしていくことが、結果として一番安全で、お互いにとって効率とコストパフォーマンスが良く収まるのだと信じています。
だから“トライテスト”という段階を飛ばすなんてことは、ありえないのです!
例えば、新商品のシャンプーやコンディショナーなどが販売され始める時、「お試しサイズ」や試供品が良く出回っているイメージがあるのではないでしょうか?頭皮は繊細で、また髪質は人それぞれ大きく異なることから、自分の肌で試した事のないものを、いきなり大容量を購入してしまうのは不安ですよね。
自分の肌質・髪質に合わないものを使い続ける訳にはいきません。
それと同じで、いきなり試しもせず、頭だけでイメージを固めロボットをつくって、たとえそれが弊社にとって最高の出来であり、お客様にとってもイメージしていたそのもの!であったとしても、実際それを現場で使い始めてみたらなんか違った、、、
なんてことがあったら、ロボットを1台導入するだけでも予算が嵩むのに、なんか合わなかった、、、じゃ済みませんよね。
ですので、イメージが固まる前から何度も何度も、もちろんすべてがトライできるわけではないですが、できる限り不安な箇所や実現性を事前に確認をしていきます。
喜んでもらえることが嬉しい
上記で述べたように、些細なことであるかもしれなくても蔑ろにせず、親身になってお話を計画にし、それを最後まで一緒に実行していっていることで、お客様に喜んで頂けているのかもしれません。弊社PLANSEEDも、苦虫を噛んだり、一筋縄では行かなかったりと、酸いも甘いも経験してきた中小企業です。
ですので、理想があっても、予算や会社のスペースのことを考えて計画していかなければならない気持ちが人一倍わかる私たちであると自負しています。だからこそ、仮に今弊社へ相談や依頼に来てくださる方の数が右肩上がりに増えていたとしても、一段一段、ゴールへ向けて一緒に、同じペースでステップを上がっていくことを大切にしています。そして、企業・現場から代表して1人・2人ではなく、現場の人全員とチームリーダーと課長と部長と社長と、、、という大所帯で弊社へお越しに来てくださることも、有難い事であると感じております。
だって、皆様の上司や、会社としてもその方が、説明も理解もしやすいですし、全員でそのステップを踏む瞬間に居合わせることで、納得感が違ってきますよね。
お客様に、「最初は不安ではあったけど、結果として良かった。」なんて賭けのような計画を提案したくも、経験させたくもありません。
計画を進める前に安心して頂けるよう念には念を、慎重に理解し合って、お客様が本音で意見を言って頂けるように導いていくのも私たちが務めるべきことであると思っております。
我々は設計からはじまった会社ですので、いかにお客様のアイデアや悩みごとを形にするかがはじまりです。
また、ロボットを使った設備をやっていない時から機械を作っていますから様々なノウハウがあります。
そこがPLANSEEDの強みです。
これからもますます、我々の理念や理想・技術に磨きをかけ、お客様の自動化を手助けできる会社になっていきたいと思っています。
今、頭でなんとなく、「うちの現場がああなればいいのになあ」、「こうしたいなあ」、という思いが有れば、ぜひ弊社へご相談を頂けますと幸いです!
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