株式会社プランシード

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社長のつぶやき

ハーフオートメーション®経営プログラム通信 Vol.3

-人手不足時代に”自走する工場”をつくる実践メソッド-

会社の強み

皆様、お元気にお過ごしでしょうか。
PLANSEED株式会社の代表取締役 細野でございます。
私は風邪も治り元気に復帰したのですが、次は散歩中に足をひねってしまいました。
平坦な道でつまずくなんて情けない限りですが、体は元気ですので変わらず頑張ってまいります。

さて、今回はVol.3ということで「会社の強み」についてお話ししたいと思います。
「貴社の強みは何ですか?」と伺ったとき、すぐに答えられる企業は本当に素晴らしいです。
実は弊社も、約8年前まで自社の強みを正しく理解できていませんでした。
「設計からシステム構築まで一貫対応している」ことが強みだと、勝手に思い込んでいたのです。
あるメンターから
「本当にその点を評価されて受注できているのか、お客様に聞いてみてください。」
と言われ、実際にヒアリングを行いました。
すると意外な答えが返ってきました。

それは――
「設計思想が面白い」
「作業者の勘所を理解していて、提案の質が高い」
という理由でした。
この結果には私も驚きました。
そこから弊社の強みは “仕様書がない状態から構想できる力” にあると気づき、
現在の「ハーフオートメーション」というコンセプトにつながっていきました。

世の中では「強みを伸ばして差別化しなさい」と言われます。
しかし差別化だけでは、いずれ他社に追いつかれ、大手が模倣する可能性もあります。
だからこそ私は、中小企業こそ 「独自化」 を追求すべきだと考えています。
その会社ならではの“色・尖り・クセ”を前面に出していくべきだと感じています。
経営者の方と話していると、こんな言葉をよく耳にします。
「うちは強みなんてないよ」

「他社でもできるし特別なことはないね」

「安いから選ばれてるんじゃないかな」

「一括で発注できるからかも」

しかし、本当に強みがなければ仕事はすぐに他社へ移ります。
つまり、“強みを把握できていないだけ” なのです。
お客様に直接聞いたことがないため、自覚できていないケースは非常に多くあります。

現場を視察していると
「なぜこの工程を自動化したのだろう?」と思うことがあります。
理由を聞いてみると
「手を付けやすかったから」ということも少なくありません。
しかし、本当にそれで良いのでしょうか。
強みとは付加価値が高い工程です。
それではなく、“簡単に着手できる工程” から自動化してしまうケースもよく見ます。
もちろん自動化の推進自体は素晴らしいことです。

ですが私は、まず 強みを伸ばすための自働化 に取り組むことこそが「独自化」の第一歩であり、最初に着手すべき領域だと考えています。
実際、やりやすい工程の自動化から始めた結果、そこがボトルネックとなり、生産性が低下した現場も見てきました。
強みのある工程は、確かに難易度が高い場合が多いです。
職人的作業が必要だったり、タクトが早かったり。
しかし、そここそが企業の価値を生んでいる “ストロングポイント” です。
だからこそ、試作を重ね、トライ&エラーを繰り返しながら自働化を進めていくことで、
貴社だけの「独自の自働化」 が完成します。
そして、それは他社には簡単に真似できません。
強みを明確にし、一歩ずつ自働化を進める。
これこそが企業が成功するための大きな鍵だと考えています。

■ 次号予告 ■
今回もお読みいただきありがとうございました。
次号では、いよいよ“強みを活かしたコンセプトづくり”のポイントをお伝えしていきます。
自働化を進めるうえで欠かせない視点ですので、ぜひ楽しみにお待ちください。
また、「無料体験会」もお申し込み可能です。
営業行為は一切ございませんので、まずは情報収集としてお気軽にご参加いただければと思います。
季節の変わり目ですので、どうぞ体調には気をつけてお過ごしください。
次号もどうぞよろしくお願いいたします。

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