株式会社プランシード

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社長のつぶやき

ロボット化すればすべてが解決する?

「どこをロボット化すればいいですか?」

弊社のセミナーに来ていただき、個別相談を承り製造現場を見せていただいた鉄鋼材料を扱う業者様の到着後第一声です。

ご挨拶早々に、「まずは現場を見させてください」とお願いし製品と生産工程のご説明をいただきました。
現場は、加工機が何十台と並んでいる現場。
材料、粗取、穴明、洗浄、乾燥、梱包、出荷が一通りの工程である。
生産品種が多く、段取換治具が棚にびっしり置いてある。

一通り現場を見させていただいて応接に戻ったとたん、堰を切ったように社長様がお話しされた。
うちの業界は良い人材が集まらないんだよ。
せっかくいれても、すぐに辞めてしまうんだよ。
考えて働いてくれる社員がいなくて生産に波があるんだ。
生産目標にいつも達成しないんだ。
困った末に、自動化に踏み切ることにしたとのことです。

現状の不満をお聞きして私が、「社長の目的はなんですか?」とお聞きした。
社長様は、おどろいた顔で「自動化と関係ありますか?」と聞き返してきました。

多いに関係がありますとお答えしました。
私が現場を見させていただいて、どこの工程の社員様からも「こんにちは」「お世話になります」と言った挨拶ができていなかったのである。
すれ違った社員様からも何も挨拶がなかった。
つまり、社員が喜んで生産していないということになります。
ご来社するということは、何かしら関係がある人ということです。

この事実をお伝えしたところ、実は・・・。
リーダークラスの社員が退職してしまい、生産数ばかりを残った社員に強制していた。
そうすると社員から不平不満が止まらない状況になっている。

私は、ロボット化よりまずは社長の目的を明確にして、社員にしっかり伝達することから始めましょうとお伝えしました。
確かに現場をみさせていただいて、各工程間の製品の移動が人力台車で無駄(歩数)が多いこと、段取換の治具が整理されておらずどこの棚に人目で分かるようになっていない、加工機への投入はロボットで対応可能、梱包もロボット化可能、段ボールへの投入も、検査も自動化する所は山程あります。
しかし、いくら自動化されても実際に使用されるのは社員様です。
社員様が納得いく状況で、自動化されなくては生産性は必ずしも上がりません。
極端なことを言えば、会社に不満がありロボットより遅く手を動かせば、生産数は下がりますよ。

弊社は、確かに自動化をする会社であるが、その前に社員の満足度が高くないと自動化の効果が半減以下になります。
自動化するということは、全社を挙げて「真の自動化を追求すること」に他なりません。
社長様の目的のためにも、お客様のためにも、そして御社の社員のためにも。

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